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そして今日も考える。

個人情報格納システム

eコマース分野の市場規模はこれからも拡大が予想される。今では本当にさまざまなものがオンラインショッピングで宅配可能だ。このようにあるサービスが十分に普及すると、別のサービスのニーズが高まることもある。私が最近、こんなものがあればよいな、と思うのは、個人情報を格納しておくシステムである。

 

 

 

オンラインショッピングをするために必要となるのは、個人情報(氏名、年齢、性別)や住所情報、さらにクレジットカードの情報などである。オンラインショッピングサイトが十分に普及していなかった頃は、楽天やアマゾンなどの特定のサイトでしか商品を購入しなかったので、個人情報の入力はそれほど手間を感じるものではなかった。一度入力してしまえば、それ以降は楽に使用できる。

 

 

 

しかし、それが複数のオンラインショッピングサイトを利用するようになったとしたらどうだろう?10種類のオンラインショッピングサイトを利用するとしたら、10回同じ情報を入力しなければならないことになる。もちろん、一生今の家に住むならばそれでもたかが10回と割り切ることもできる。しかし、引っ越しをして住所が変わるとしたら?全て書き直さなければならないことになる。これは極めて面倒な作業である。プログラムで例えるなら、for文をかけば一行で済む文章を、わざわざ同じ文を10行書いて実行しているようなものである。

 

 

 

こういった面倒を無くすためのfor文にあたるのが、個人情報を格納しておくシステムである。全てのオンラインショッピングサイトのインターフェースが同じにしてすることで、デファクトスタンダード化を図るのも一つの手ではあるが、あまり合理的とは言えない。ならば、一端中間的なポジションに情報を格納しておくシステムを作っておいて、それぞれのサイトとの互換性を実現する方がよい、というわけだ。構造的には、javaがあらゆるOS環境で動作するために、仮想マシンを設けているようなイメージである。

 

 

 

 

一度個人情報を入力すれば、あらゆるオンラインショッピングサイトの入力欄にワンクリックで情報が入力されるような仕様になっていればかなり手間は省ける。これで引っ越しの際に全てのサイトの住所を変更する必要もない。マネタイズにはあらゆる問題が残りそうだが。