∑考=人 〜プロメテウス〜

そして今日も考える。

行動しないと思考は変わらない

「どんな時でもポジティブに考えるようにしています!それが成功の秘訣です!」みたいなこと言う人いますよね。自己啓発本とかに書かれていそうな言葉です。この言葉を信じて、どんな時でもポジティブに考えるようにしている人もたくさんいると思います。

 

ただ、私としては「考えないようにする」とか「考えるようにしている」とか、そういう表現は嫌いなんですよね。というか、虚偽だと思っています。だって、その言葉の前には反対の意味が必ず入っているはずじゃないですか。つまり、実際はこんな風に考えてしまうんだけど、考えないようにする。実際はそんな風に考えてしまうんだけど、考えるようにするってことでしょうから。

 

で、この場合真実の気持ちはどちらかというと、「~してしまっている」方の感情ですよね。にも関わらず、本来の思考とは反対の気持ちを無理やり抱こうとしているわけです。このようなポジティブな姿勢は社会的には評価が高いですが、あんまり良い方法だと思えません。

 

でも、これって応急処置でしかないですよ。なぜなら、「考えてしまう状態」は結果に過ぎないからです。そう考えるべく原因があって、そう考えているのだから、その考え方だけ曲げようとするだけでは、いつか破綻します。原因の治療にはなっていないのです。

 

時には無理やりでもポジティブに考える必要があるときもあるでしょう。でも、どんな時でもポジティブであろうとすると、自分を偽り続けることになります。そして、偽った自分こそが自分自身だと錯覚してしまうことが一番危険だったりしますポジティブシンキングが必ずしも良いわけではないのです。

 

本当にポジティブになるには、行動を変えるしかありません。私たちの思考は、生活の中から入ってくる情報によって生み出される結果です。手に入れられる情報は行動によってのみ変わります。つまりネガティブに考える原因は、必ず行動や出来事にあるのです。

 

行動に原因がある場合は、生活習慣を変えることをおすすめします。何か新しいことを始めたり、逆に今までやっていたことをやめるべきです。もちろん、無駄に終わる可能性もあります。無駄だと思うなら何もしなければいい話です。

 

失敗や失恋など、特定の出来事に原因がある場合は、ひたすら新しい情報に触れることです。時間が全てを解決する、とよく言われますが、結局のところ、時間が流れた分だけ新しい情報がインプットされ、特定の出来事の重大さや時間的距離がどんどん小さいものになっていくからです。先ほどと同じで、ショックすぎて何もする気が起きないなら何もしなければいいだけの話です。

 

無理やりポジティブに考えるのは、最初の一歩を踏み出すときには効果的です。しかし、それをいつまでも続けると、むしろ現状は悪い方へ流れていく可能性が高いので、見切りが必要です。ポジティブに考えようとするのではなく、ポジティブな思考が生まれる行動を見つけることこそが、本物のポジティブなのです。