∑考=人 〜プロメテウス〜

そして今日も考える。

愛か友情か

愛と友情。あなたはどちらを選びますか。もし、迷わず友情を選ぶと答える人なら、こんな謳い文句を言っていることでしょう。「恋人はいつ別れることになるかわからない。でも友達は一生モノ。だから愛よりも友情だ。」

 

友情は永遠、というフレーズはよく耳にする言葉です。変に説得力のある言葉なので、簡単に鵜呑みにしてしまいがちです。特に恋人と別れた後にこんな言葉をかけられたら、信じ込んでしまいます。

 

でも、実は友情というのは皆が考えている以上に本当は脆いものなのです。今までの人生で、一度でも友達になった人を全て思い出せますか?私には無理です。永遠に続く友情ももちろんありますが、ほとんどの友情は気づかないうちに一つ一つと消えていきます。

 

友情は永遠なのではありません。恋人とは異なり、はっきりとした別れの瞬間が存在しない自然消滅が当たり前です。無くなったことにも気づかないから、永遠のような錯覚に陥っているだけなのです。

 

また、恋人は基本的に一人しか作ってはいけないし、簡単に作れるわけでもありません。一方、友達はいくらでも作ることができますし、簡単に作ることができます(一時的な友達は、ですが)。そのせいで、友情の方が愛よりも大事だという結論を導き出してしまう人もいるのでしょう。

 

でも、友情は永遠だと甘えていると、自分の知らないうちに、相手にとっての友人リストからは削除されます。実のところ、確かな繋がりがない分、友人関係の方が厳しいんです。ただ、その事実にも気づかず、永遠に続いているという幻想だけはいつまでも残るのが友人関係の良いところなのかもしれませんけどね。

 

私には、友人と恋人のどちらかを選ぶなんて決められません。友人と恋人という重大な選択に迷わずに答えを出せる方がおかしいでしょう。強いて言うこともできません。ケースバイケースです。どっちも大切ですから。ただ一つ言えるとすれば、どちらも必ずしも永遠に続くものではないし、永遠に続かせるためには、人間関係に対する甘えを払拭する必要があるということです。