∑考=人 〜プロメテウス〜

そして今日も考える。

カメレオンスタイル

最近悩みごとがあります。実は1年ほど前から悩んでいることです。

 

それは、久しぶりに昔の友人グループと会うと「面白くなくなった」と言われることです。相手は冗談半分かもしれませんが、自覚があるだけ心に刺さります。これは大阪人としてはかなり深刻なんですね・・・ハイ。いやいや、そもそもお前らは昔も今もたいして面白くねーよ、と心の中で叫んでみたり(笑)、あー昔のおれは面白かったんだーよかったー、ととりあえずポジティブに受け取って精神状態を保っています。

 

で、まぁ自分なりに面白くないと言われる原因を考えてみたんです。結論から言うと、私は本質的に面白いタイプの人間ではない、ということがわかりました。未だに鉄板ネタみたいなものは持っていませんし、ホイホイ面白いことが浮かんでくるタイプでもありません。そんな人間だったら漫才師目指してますよ。

 

逆に言えば、そんな人間でも、一時的には面白いと思われることが可能だということも示しています。というか、現に研究室では、笑い担当(のつもり)です。ミーティング中も30分に一回は教授ごと笑わせている(はず)です。

 

私の笑いは言うなればカメレオンスタイルです。人は集団になると、その集団ならではの色を必ず発します。その色が何色なのか見極め、その色に染まるのがカメレオンスタイルです。

 

例えば、私の中学の頃の友人は、過激なボケが大好きです。全裸で川沿いを走ったり、ロケット花火を相手に向けて打ったり、と体を張ったかなり危険を伴う笑いが支持されます。あとはそういう事実に基づいたヤバイ経験談を「すべらない話」的にエピソードとして話す人が面白いと評価されるようです。というかめちゃくちゃ面白いです。

 

集団の笑いの色を見抜くためのプロセスは、 集団がどんな言動で笑うか注目する→ その集団がどんなことで笑うのかという仮説を立てる→とりあえず何かやる→反応を見て経験値にする、です。そうですね、これPDCAサイクルと同じです。

 

笑いのPDCAサイクルを回す中で、「女の子の家の前でパンツ一丁になって水鉄砲をぶっ掛けられる」ぐらいのことはしたことはありますし、今はあまり言えたものではありませんが、不法ルートで手に入れたトイレの消臭剤を学校に大量に持っていったりしたこともあります。

 

残念ながらこれらの行動は今の私には日常的にできるものではないので、中学の友人と遊ぶ時は基本的に観客状態で楽しんでいます。私は芸人になりたいわけではありませんし、笑いを取るよりも笑う方を選んだ方が楽しめますから。

 

しかし、笑いを取りたいと思うのなら、このぐらい綿密に集団のことを分析してアクションを起こす必要があります。どこの集団に行っても変わらず面白い人もいるにはいますが、そうではないなら、特定の集団にカスタマイズした笑いを覚えていくカメレオンスタイルは十分な効力を発揮するでしょう。