∑考=人 〜プロメテウス〜

そして今日も考える。

教授が僕の修論を学会で発表するらしい

タイトルの通りです。私が修士論文に書き記した内容をそのまま学会で教授が発表するという宣告を受けました。もしかして、これが著作権の侵害、横領というヤツなのか!?

 

私は大学院の研究で、とある数値計算シミュレーションソフトを作りました。そのため、修論タイトルの締めにも「開発」という言葉がついています。自分としては、あんまり大したことをしていないつもりだったので(実際、他人が作った数値計算プログラムを2割ぐらい書き換えて1割ぐらい数式を追加しただけ)、「開発」なんて言葉をタイトルにつけてしまったのは今でもおこがましく感じます。

 

しかし、教授達がそう決めたんですね。今までなかったシステムを構築したことと、如何せん勉強に半年ぐらい費やしていたこともあり(モチベーションが上がらなかったため)、教授達の認識としては開発だったんでしょう。掛けた時間が長いと成果物にも価値があるように感じられるのは、日本人の偏見ですね。

 

とは言え、うちの研究室では今後も使用され、さらに改良されていくでしょうし、もう既に、とある他大学でも私の作ったソフトウェアが使われることがほぼ決定しています(元々小規模な共同プロジェクトでした)。

 

これに関しては素直に誇らしく思います。自分が作ったものを他人に使ってもらえるのは嬉しいです。教授がわざわざ学会で発表するということは発表するに値する内容だと判断されたからのはずです。これも素直に嬉しい。ただの自慢になってる笑。

 

でも、私自身、あんまり成果物に自信はありません。というのも、私が作った数値計算システムは全く新しいものではないのです。元々は、商用の数値計算ソフトにどこかの企業の技術者が無理やりルーチンを組み込むことでシステムを実現していました。ただ、問題が発生した時に、ソースコードブラックボックスなため、もうそこでお手上げになってしまうという問題がありました。

 

なので、既に完成されているシミュレーションシステムと理論を参考にしながら、パーツを補強していったに過ぎません。もちろん、これによって、いくらでも改善することは可能になりました。しかし現段階の基本性能の違いは凄まじいものです。

 

例えば、シミュレーションの計算時間は、以前使っていたソフトでは2時間ぐらいのものが、私の作ったものでは12時間ぐらいかかります。さらに結果の誤差がやたらデカい。計算アルゴリズムがいかにクソであるかがわかります。最近になって知ったんですが、その商用のソフトはNASAのために開発されたものらしく、価格が10万を超えるとか。勝ち目あるはずがありません笑。遥か遠い目標ではありますが、今後10万円以上の価値あるものへと改良されることを切に願います。