∑考=人

そして今日も考える。

金縛りへの恐怖心を捨て去る

今さっき金縛りにあいました。冗談抜きで10回以上は金縛りにあったことがあります。起きた瞬間の恐怖感は健在です。しかし、経験を積んだおかげ(?)で金縛りが起こるときの特徴というものをある程度把握しています。金縛りにあった時の共通点は以下の3つです。

  1. 夢の中で夢を見ている
  2. 同じ夢をループする
  3. 目覚めたら見えるはずの風景の一割くらいが不自然

 

夢から覚めてもまだ夢、というパターンが非常に多い、というか全てそのパターンでした(ちなみに二重夢と言います)。私はだいたい三重夢あるいはそれ以上の階層の夢をよく見ます。そして、夢の中の夢の中の夢と、夢の中の夢が同じであることが多いです。

 

で、なんやかんやで夢から覚めます。普通であれば、目覚めたときには布団から見える天井の風景などが目に飛び込むかと思います。しかし、その中の1割ぐらいがありえないことになっています。実際に私が体験したのは、ハンガーに掛けていたライダースジャケットが死神の顔に変わったこと、天井からピンク色のお化けみたいなものが現れて笑い出したこと、そして、ベランダから家の窓を取り外す工事をしているオッサンが現れたこと(笑)、などがあります。そして、この時に体を動かそうとしても動かないし、声を出そうとしても声が出ません。これがいわゆる金縛りだと私は解釈しています。

 

5回目を超えたあたりから気づいたんですが、実はこれ、まだ夢を見ているんですね。「起きたら布団から見えるはずの風景を見る」という夢を見ているんです。だから自分はすでに起きたものだと錯覚してしまうわけです(必然的に二重夢以上の夢を見ていることになります)。

 

だからこそ、怪奇現象が普通に起こったり、体を動かそうとしても動かないのです。そして、恐怖が極限に達した時、夢から覚めて目覚めます。しかし、見ている風景にそれほど大差はないので、夢と現実の境界は非常にわかりにくいです。とりあえず、私はちゃんと声を出せるか体を動かせるか確認します。夢から覚めてもまだ夢だったということもありますから。

 

ただ、この不思議な現象を証明することができないんですね。私の場合は、体が重いとか、誰かが体の上に乗っている、ということは一度もなかったので、金縛りだと断言しても良いのかという懸念もありました。

 

で、調べていたら見つけました→「金縛り」は正体を知れば怖くない! - Yahoo!知恵袋すごく丁寧に解説されています。金縛りとは睡眠麻痺のことらしいのです。私がよく体験するのは閉眼型の金縛りみたいです。レム睡眠時に意識だけが体に戻ってしまった場合、自分を納得させるために、布団から見える景色の夢を作り出すのだそうです。しかも研究が進み、人工的に金縛りを発生させる方法もわかっているとのこと。すげー。

 

要するに、金縛りは不規則な生活やストレスからによって生じるちょっとした悪夢に過ぎないということです。心配することはありません。と、自分に言い聞かせて私は寝ます。