∑考=人 〜プロメテウス〜

そして今日も考える。

経験と概算力

思いのほか荷造りに時間がかかった。かなり物を減らしたからダンボール5箱ぐらいで事足りると思っていたのだが、何も考えず適当に詰めていくと、結局20箱ぐらいにまでなった。

 

あまり早く荷造りをしてしまうと、引っ越し日までの生活に不都合が生じると思ったので、前日の今日まで何も準備していなかった。3時間ぐらいで終わると思っていたけど、まぁ5箱と20箱を間違えるぐらいだから、ほぼ丸一日かかってしまった。

 

経験のないことについては予想や見通しが全く当てにならないものだと再認識した。何事についても、経験が物を言う、としばしば言われる。経験があると、達成するまでにかかる時間や労力といったものをある程度概算できるからに違いない。ある程度の精度で概算ができていれば、それなりの準備の仕方や段取りを組むことができる。

 

逆に言うと、概算ができないようであれば、それについての経験値は十分ではないのかもしれない。例えば、「こんな家を建てたいのですが、どのくらいの期間がかかりますか?」という問いにある程度(せめてオーダーが合致する程度)の精度で答えられないとしたら、それは経験値不足なのだと思う。

 

自分が取り組むタスクを漠然と示された時に、それにかかる時間を概算できないようなら、偉そうに経験を振りかざすべきではない。時間を意識していない人は、経験を積んでも実はそれほど糧になっていないのだ。アルバイトでもそうだったが、仕事が出来る人は必ず、その作業にどのくらいの時間がかかるのか、ということを把握していた。

 

概算力をつけるために最も必要になるのが経験というだけであり、経験を積めば誰でも概算力をつけられるわけではない。時間意識のない人は経験値がザルのように流れていってしまっている。経験を積むだけでは成長できない。

 

時間や労力の概算もできないのに、自分の経験の豊富さを偉そうにひけらかす人になってしまったらもうおしまいだ。常に時間を意識して物事に取り組もう。