∑考=人

そして今日も考える。

年金が3段階、4段階ってアホか

今日は年金やら資産運用やら持ち株やら長々と話をされました、いえ、して頂きました。これは私のひねくれた見方なのかもしれませんが、会社になるべくお金を収めてください、という意図を感じました。

 

さらに、労働組合の話なども延々とされました、いえ、して頂きました(退社予定時間を2時間もオーバー)。そして、その話の中に「〇〇会」への勧誘みたいなものがあったんです。

 

医療保険などには加入することにしたのですが、その「〇〇会」に入ることのメリットが全く見えてこなかったんですね(というか寄付みたいなものでした)。でも、年会費1000円がかかり、今その1000円を払ってくださいとか言うんですよ。

 

で、みんなは言われるがままに申し込み用紙に記入していたわけですが、私は書きませんでした。すると、あとから労働組合の人が申し込み用紙を回収しに来たので、「これって任意ですよね?」と聞いたんです。そしたら相手は苦笑いですよ。だって任意ですもん。任意なんだけど・・・ってやつです。その先輩社員には大人の事情って言われました。

 

あーこれが社会人か(笑)とか思いながら、女性の先輩社員を困らせるのは可愛そうだったので、1000円支払っておきました。改めて社会的圧力の重みを感じた次第です。

 

年金についてもそうです。年金には国民年金、厚生年金だけでなく、企業年金というものがあります。で、説明を聞いていると明らかに加入した方が得、であるような言い方をします(実際にお得ではあります)。そして、加入を薦めてきます。で、みんな何となく、「とりあえず入っといた方がいいんじゃないか?」、みたいな感じで加入を決めていました。

 

企業の人のプレゼンを聞いていると本当に巧みに感じます。結論ありきでストーリーを構成しているので、無駄がありません。何にも考えていないやつ、というか芯のない人はすぐ流されてしまうと思いました。もちろん、そういった年金を利用することが悪とまでは言いません。ただ、入ることによるデメリットだってあります。

 

今日の話では、老後に必要なお金として1億円という金額が提示されていました。もちろん、これ自体が嘘っぱち(都合のいい前提条件に基づく金額)です。そして、この論子を元に、厚生年金では足りない→企業年金をお勧めします→でも企業年金でも十分ではない→〇〇年金をお勧めします・・・みたいな感じで段階的になっていました。こいつらアホやろって思いました(ごめんなさい)。

 

たとえ一億円という金額が本当だったとしても、そに備えて今から貯蓄していく、というのはどう考えても馬鹿げているな、と私は思います。若い時のお金ほど貴重なものはないからです。後のために残しておくなら、今使ってしまって自分の中に蓄えておいた方がいい、あるいは思いっきり遊んでしまった方がいいでしょう。極論明日死ぬかもしれませんし。

 

当然リスクはありますよ。老後は本当にどうなるかわからない。でも、それは年金を真っ当に収めていても同じです。給付額は確実に下がるし、貰えるのも私達が老人になる頃には70、75歳以降みたいになっている可能性も十分にあります。そう考えると国民年金と厚生年金で十分でしょう。これらのお金も自分の将来のためのお金にはならないと割り切っていたほうが無難です。

 

今から貯蓄するよりも、自分でお金の上手な使い方、あるいは上手く管理していく術を身につける方が懸命だと思うのですが、どうでしょう。