∑考=人

そして今日も考える。

おっさん系女子も男にとっては女でしかない

昨日は飲み会で革靴を無くしてしまいました。結構高かったんですけどね。私自身の管理の甘さですね。スーツ姿に居酒屋サンダルで東京の街を駆けまわりました。

 

話は変わって。うちの会社にも多数存在する、おっさん系女子について。彼女たちは下ネタ大歓迎、バカみたいにはしゃぐ、ビール大好き、挙句の果てに、「私オッサンだから」と言います。

 

気持ちはわかります。気取ってかっこつけている(ように見える)男が同姓からあまり好かれないように、カワイコぶっている(ように見える)女も同姓からはあまり好かれないのだと思います。そこで登場したのがおっさん系女子です。

 

おっさん系女子最大の利点は、男性集団と親しみやすいことにあると思います。おっさんも元を正せば男ですから、当然、男性とは友情関係を築きやすい、そういうわけです。

 

ただ、おっさん系女子と言えど、女子は女子です。当然、友情からの発展がない、とは言えません。むしろ、おっさん系女子は男性から非常にモテます。理由を端的に述べると、敷居が低いからです。私みたいにモテない人間にとっても、「あ、この子ならいけるかも?」と思わせるには十分なのです。

 

そのため、一部のおっさん系女子はモテることに苦しむハメになります。同期のおっさん系女子からもそんなリアルな相談を受けました。モテて困っている、なんて一般的には贅沢な悩みなので、あまり人には聞けないんじゃないでしょうか。

 

まず、彼女たちが理解するべきことは、「自分は(男にとって)女以外の何者でもない」という前提条件です。たとえ「おっさん系」「干物系」、どんなレッテルが貼られていたとしても。

 

よく、おっさん系女子にありがちなのが、友達としか思っていなかった人に告白されたパターンです。自分(女性)は友達として仲良くしたいと考えていただけなのに、相手(男性)はそれを好意だと勘違いしてしまうパターンです。これは、女は自分のことをおっさんだと認識している一方で、男は相手のことを女と認識しているために気持ちの齟齬が発生するのです。

 

もちろん、それで自分がモテているという実感を得られて嬉しい人はそのままでいいと思いますし、告白されたときにその友情を捨てる非情さを持っているのであれば、問題ありません。また、量の上に質は成り立つと考えているのなら、一部の犠牲は致し方ないものです。

 

しかし、その愛情は主に心理学でいうところの「返報性の原理」に基づくものです。まず、女性の対応を自分への好意として受け取ったことに起因する愛情です。要するに、女性としての魅力に惹かれたわけではなく(もちろん、顔や容姿の魅力は含まれていますが)、この人はおれのこと好きだからおれも好き、という程度の気持ちです。

 

おっさん系女子はモテます。しかし、意にそぐわない男性からモテる機会を増やすことにも繋がるのも事実です。それを防ぐために敷居を上げる(女性らしさを出す?)のは生粋のおっさん系女子にとっては、自意識過剰っぽくて気が引けるかもしれません。

 

ただ恋愛トラブルに本気で困っているなら、自分の身を自分で守るという意味でも、そして、男性との友情を保持するためにも、少し高飛車であることも時には必要かと思います。