∑考=人

そして今日も考える。

塞翁が馬

昨日のブログで、配属が決まった旨については書いたわけであるが、そもそもどんなことをするのかについては述べなかった。それも既に決まっている。個人的に面白い采配なので、守秘義務などを無視してここで公言しようと思う。

 

僕が担当することになったのは、なんとパチンコ部門だったワロタ(笑)。これに関しては正直とても驚いた反面、極めて合点のいく采配でもあった。パチンコ屋で7年も働いた経験があるのは、会社でおそらく私しかいないだろう。ユーザーとしての目線、スタッフとしての目線を兼ね備えている私以上に適した人材がいるはずもない。

 

就活を始めた頃はパチンコ屋のアルバイト経験なんてマイナス要素以外の何ものでもないと考えていたが、もしかすると、私が内定をもらうことができたのはパチンコ屋のアルバイト経験があったからなのかもしれない。塞翁が馬とはこのことだ。

 

正確にはパチンコ屋のシステムを構築する仕事ではない。しかしステークホルダーを考慮すれば、もうしばらくはパチンコというものと関わりを持たなければならないらしい。

 

実はシステム開発において大切なのは、技術力うんたらよりも業務知識である。IT技術それ自体は中立なものであり、それ自体に良いも悪いもないのだ。結局のところ、情報やIT技術と言うのは活用してナンボなので、活用できなければ全くもって意味を成さないものになってしまう。

 

IT技術をどう活用すれば良いのか?に対して正しい答えを導き出すためには、どんな会社がそのシステムを使うのか?何のためにそのシステムを使うのか?そのシステムの恩恵を受けるのは誰なのか?などを把握する必要がある。すると、顧客企業の業務や市場についての理解が必須となるのだ。

 

そういう意味では、私には少しアドバンテージがあるのかもしれない。色んな人がしてくれたパチンコ業界についての説明も割と理解することができた(むしろシステムに関することがわからなかった)。もちろん、いきなり提案活動に行くことはないだろうが、会議なんかでちょっと口出しできればいいな、と考えているし、たぶんそういうことを期待されているのだろう。

 

人生どこで何が役に立つのかなんてわからないものである。