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∑考=人 〜プロメテウス〜

そして今日も考える。

男は女の金融システム

昨日、スイッチングコストのせいで新システムの導入が憚られてしまうことについて説明した。そんな中でも、特にスイッチングコストが目立ちやすいシステムがある。

 

それは既に、1年365日24時間フル稼働が前提条件となっているシステムである。要するにインフラとしてのシステムだ。常に動いているのがもはや当たり前であり、そういった価値観を基盤として私たちは何気なく生活をしている。インフラシステムが停止すると今の私たちは普通の生活すら送れないといっても過言ではない

 

だから、そういったシステムのアップデートは困難である。PCなどで新しいソフトをインストールした人なら、その直後に再起動するように指示された経験があるだろう。ソフトをアップデートすれば、その機能を反映させるために一時的にシステム(プログラム)の稼働を停止させる必要があるからだ。

 

不可能ではないが、困難なことに間違いはない。おそらく、現行のシステムを動かしながら、いかにアップデートしていくか?が考えられているのだと思う。なぜなら、一時的にシステムを停止してアップデートしたとして、もしプログラムが上手く動かなかった時のリスクが計り知れないからだ。

 

例えば、銀行のシステムが止まってしまったらどうなるだろう。1日ぐらいならばまだ最小限の被害で済むのかもしれない。しかし、完成に近づけば近づくほど、プログラムレベルのエラーを発見するのは極めて難しくなるのが一般的だ。もし2週間も銀行システムが止まってしまったら、日本中が大騒ぎになってしまうはずだ。

 

というわけで、移行作業については入念にリハーサルなどが行われる。アップデートしても正常にシステムが動くという確証をあらゆる方法で事前に取っておくのだ。エビデンスが無い限りは、システムを切り替えるなんてことはできないのである。

 

ここまで移行作業について述べてきたが、実際のところ私は移行についてはほとんど理解していないので、システムの移行について言及するのはこの辺に留めておく。

 

なぜ、移行についてダラダラ説明したのかというと、タイトルにつけた「男は女の金融システム」の理解を助けるだろうと考えたからだ。ここでの「男」と「女」は、男女関係にある男と女のことである。

 

私が述べたかったのは、女にとって男は、1年365日24時間フル稼働が当たり前の存在である、ということだ。タイトルだけを見ると、「男は女の財布(経済力、お金)」だと誤解してしまうかもしれない(あえて誤解を与えるように「インフラシステム」ではなく「金融システム」と表記したのは言うまでもない)が、ここではフル稼働が前提になっていることを意味するメタファーである。

 

男が女にとっての金融システムなら、移行に対するスイッチングコストが高いのも同じだ。フリーの女性よりも彼氏持ちの女性の方が狙うにはハードルが高いという認識は全国共通だと思う。今彼に対する愚痴と不満が女子会のネタの9割を占めていたとしても簡単には別れない。

 

大人になると女性は賢くなる。移行を上手くやる方法を覚えるのだ。それがシステム屋の方法論にも似ている。要するに、移行予定のシステム(男)を見つけて、アップデート(乗り換え)した後も、上手くいく確証が取れれば、乗り換えを決意するのだろう。もちろん、恋愛は合理で説明はできないので、これは仮説の一つであると断っておく。

 

この仮説を正しいとするならば、逆に、男が彼氏持ちの女性を狙う方法論にも応用できる。満たすべきポイントをまとめると、

  1. 移行予定のシステムになる
  2. アップデートした後も上手く動作する確証を与える

の2つだ。

 

まず、移行予定のシステムになるためにはどうすればいいのか。システムを購入する立場として考えれば一目瞭然だ。現行システムよりハイスペックな性能、現行システムにはない機能を持っていればよい、すなわちニーズと合致していればよいのだ。

 

もっと相応しい表現を使えば、好かれればいいという実にシンプルな答えにたどり着く。実際にはこれだけで十分難しいのだが、彼氏がいない女性であれば、これだけで事足りる。

 

次に、アップデートした後も上手く動作する確証を与えるためにどうすればよいか考えてみる。正しい意味ではないが、アップデートはここでは乗り換えとする。この場合、システムとは大きく異る。

 

システムであれば、定量的な検証が可能であり、動作環境が変わらない限り、同じ結果が担保される。そういう意味ではかなり確からしい確証を取ることができる。

 

一方で、人間は気まぐれだ。過去、現在の自分を未来の自分の確証として利用することはできない。しかし、不確かなシステムを信じることはできなくとも、不確かな極まりない人という生き物を信じることができるのも人間である。この思想を徹底的に利用する。

 

自分がアップデートするに相応しい人間であるというエビデンスを与えるとは、真実だと思わせることだ。就活における自己PRと同じである。悪い言葉を使うなら、上手く騙すことができればよいのだ。

 

 

 

同期の女の子たちは彼氏持ちが多い。別に私自身が今現在同期の女性を狙っているわけではないが、親しい同期に彼氏持ちの女性を落とすにはどうすればよいのか相談されたので、ちょっと違った切り口で考えたことを書いてみたけど、どうだろうか。