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∑考=人

そして今日も考える。

個人の意志が弱いとチームは機能しない

今日からまた配属先に戻ってきました。昨日まではまたまた2週間ぐらい研修やってたんです。前回よりは少し具体的なビジネススキルを身につけるための研修でした。

 

今回の研修では自分の国語力の無さを改めて痛感しましたね。本当におれって理系人間んだなと思いました。まぁ答えの無い問題ばかりを取り扱うわけで、相対的に見て他人にどう写っているのかはわからないですけど、自分としては反省点の多い研修になりました。それはそれで良かったと思います。

 

特に印象に残ったのは、チーム演習です。研修の終盤に、クラス全員(20人ぐらい)で一つの企画書を作る、というグループワークをやったんですね。抽象的なテーマに対して私たちが企画を立案し、誰を顧客として、どんなキャッシュフローで利益を上げるのか、というところまで練り込んで提出する、そんな趣旨の研修でした。

 

その日は、台風で午前が休みになったこともあり、時間的にかなり厳しかったのですが、どのクラスも期限内に企画書の形にして提出することはできていました。また、私たちとしても完成させることができたことに驚き、喜び、嬉しくなりました。

 

しかし、社会とは厳しいものです。本来ならば、最終日に一番出来の良かったクラスを発表する予定だったのですが、全クラス評価対象外レベルだったとのことで、随分とお叱りを受けました。偉いさんは私たちの世代について、「1人1人は優秀なのにチームになった途端全く機能しない」と言っていました。

 

これはもう本当にその通りです。私が特別そういうタイプの人間なのかと考えたこともありますが、どうやら私たちの世代の大半に共通しているようです。理由は簡単です。皆に責任があるとなった途端、自分の責任が極めて小さくなるからです。

 

例えば、個人個人にA4サイズ1枚の文書を作ってくださいと言えば、皆必ず完成させます。しかし、25人に対してA4サイズ25枚の文書を作ってくださいというと、完成する確率は低くなり、完成したとしてもその時間は長くなります。それは、働かない人が出てくるからです。ある人は3枚ぐらい書くけど、ある人は全く書いていない。皆で何かをやろうとすると、必ずそういう現象が起きます。

 

さらに、みんなやらないなら自分だけやるのは馬鹿らしい。私たち人間は少なからずそう考える生き物です。もしすると、私たちの世代は特にそういう思考が顕著なのかもしれません。また、面白い企画を考えたい、と思っている人がいてもそれを出しにくい世の中になっています。今は熱い人間が少ないです。

 

26年度入社の社員は自動ブレーキ型だと言われています。危ないことは事前に察知し、リスクを恐れるのだそうです。これも本当に的を射ています。特に空気に対する危機感を強く持っています。例えば、真剣にやるのだるいなー、と思っている人が多い中で、「みんな頑張ろうよ!」と言うくらいなら、何も言わない選択肢をとるのです。

 

昔と何が違うって、やっぱり夢がないんでしょうね。夢というほど大げさなものではなく、絶対にこうしたいみたいなものがない。私自身についてもそうです。何が何でも絶対にこうしたい、みたいなものは未だないんですね。こんなことやってみたいな、あんなことしてみたいな、くらいならあります。でも最終的にはそこにかかるリスクやコストを考慮した上で判断する形です。

 

昔の人にはそういう強い意志があって、今の人はそういうのがない。それって何故なんでしょうね。