∑考=人

そして今日も考える。

今年の夏も終わった

本年度の夏の甲子園大阪桐蔭が優勝しましたね。勤務中だったので試合自体は見ていません。私は特に野球にほとんど興味はないので、どこが勝ったとか誰が活躍したとか、正直私にとってはどうでもよいことです。ただ、これでもう今年の夏は終わってしまったな、という哀愁を感じます。

 

昨日の準決勝の試合は珍しく観戦していました。興味はない、といっても見ていれば面白いのもまた事実です。ただ、私が一番好きなのは、試合が終わった瞬間なんですね。これこそが甲子園の醍醐味じゃないかと個人的には思っています。

 

勝利したチームは歓喜で包まれ、満面の笑みを浮かべる。一生懸命頑張った分だけ喜びも大きいのでしょう。しかしもちろん、勝利があれば敗北もあります。負けたチームの選手たちの必死で涙を堪える顔。涙を堪え切れず目を真っ赤にしている選手。それを慰める監督や仲間。昨日の負けチームの先発ピッチャーの悔し涙に、私は思わずもらい泣きしてしまいました。

 

ただ、彼らは生きているな、と思いました。がむしゃらに必死に。たとえ結果が出なかったとしても、彼らは確実に今を生きている。そんな彼らを見ていると、今の私は果たして生きているのだろうか、なんてことを考えてしまったわけです。

 

会社に入って約半年。本当に様々な人と出会いました。沢山話をして、くだらないことをして、出かけて、遊んで。こんなことばかりしている自分に嫌気が差す一方で、こんなことばかりする生活も少しは楽しいと思えてしまう自分も最近では顔を出しています。人並みの孤独感も芽生えてきたかもしれません。

 

人と出会うことで人間は変わります。もちろんそれが成長に繋がることもあるのでしょうが、その中にはネガティブな要素も多く含まれてくるのでしょう。特に、群れてばかりで成長することはあんまりないですからね。

 

まだまだ暑いですが、もうすぐ夏も終わりです。私事では夏休みも終わり、最後の全体研修ももうすぐ終わりを迎えます。これを機会に自分の生活を再度見つめなおしたいと思います。