∑考=人 〜プロメテウス〜

そして今日も考える。

2016年卒から採用選考が8月開始になる件に関して

「2016年卒から採用選考が8月からになったことによって、学生たちの就職活動がどう変わっているか調査してほしい」という旨のメールが、会社の先輩、私の大学のOBの方から届きました。まぁ一切調べてないんですけどね。

 

私の頃は本格的な選考が始まるのは4月からでした。初回エントリーの締切を完全に忘れていたので(笑)、確か内定が出たのは4月の2週目ぐらいだったと思います。早い人は4月1日には決まっていました。

 

8月から選考が開始になる、と言っても、これは経団連という組織に加入している有名企業だけの話なんですね。もちろん、1000企業以上が加入しているわけですが、会社なんて探せば数十万以上はざらにあります。

 

経団連に入っていない中小企業群が、大手の採用スケジュールの変更を受けてどういう対応をしていくかがわからないと、学生としても行動が難しいんじゃないかとは思います。

 

私の時代では、中小企業は大企業よりも1, 2ヶ月早めに採用選考を開始します。IT系のベンチャー企業で12月に採用を出す会社もあったはずです。もし仮に、中小企業も大手スケジュールに合わせて選考開始を遅らせるようであれば、学生の就職活動のやり方は従来とあまり変わらないんじゃないでしょうか。卒論の追い込み時期はかなり大変になると思いますが。

 

私が中小・ベンチャー企業の社長だったら、確実に採用時期は従来のまま、すなわち2, 3月開始にしますね。なぜかと言うと、その方が従来よりも学生を囲い込みやすくなるからです。

 

4月に大企業が採用選考を開始していた時は、中小・ベンチャーから内々定をもらうことができれば、辞退するかどうかを完全に決定する前に、大企業の選考結果が出ました。そして、大企業から見事内定が出たら多くの学生は大企業を選びます。もし内定が出なくても、とりあえず就職はできます。つまり、中小・ベンチャーの内定は保険として機能していたわけです。(もちろん、全てのベンチャーがそこまで待ってくれるわけではありません。)

 

ただし、大企業が8月から採用開始では、ベンチャーに行くかどうかを完全に決定してから大企業を受けることになります。ベンチャーに行けば、大企業という本命に挑戦することができなくなり、ベンチャーを断れば、大企業から内定が出なかった時のリスクヘッジができなくなるということです。学生にとっては非常に難しい選択を迫られることになるでしょう。

 

でも、ぶっちゃけベンチャーに行きます!とか言っといて、後々になってから(もう内定が出てから)やっぱり大企業に行くことにしました、なんて言うこともできます。あんまり人としては良くない方法だと思いますが、人生かかってるので方法としてはアリでしょう。

 

だから内定を出した学生には、8月から入社前研修とか始めちゃえばいいと思うんですよ。大企業の面接と同時期に設定すれば、どちらか一方を選ばざるを得なくなるじゃないでしょうか。