∑考=人

そして今日も考える。

今にコミットするということ

今にコミットできるというのは、とても幸せなことである。子供の頃はみんな今にコミットしていた。なぜなら、頭が悪く視野が狭いために、今しか見ることができなかったからだ。怪我の功名と言っても良いかもしれない。

 

しかし、大人になってみると今を直視しようと思っても中々できない。せっかくの休日に明日のことをウジウジ考えては不安になり、将来のことを考えては不安になる。その間も「今」という時間は刻一刻と過ぎているのにも関わらず。

 

あるいは、過去の時間を振り返り、あの時ああしておけば良かったと後悔することもあるかもしれない。考えても仕方のないこと、変えようのない事実を嘆いたりするかもしれない。ただし、その間も「今」という時間は刻一刻と過ぎているのである。

 

もちろん、ポジティブに過去や未来を捉えることだってあるだろう。来週の日曜日に旅行に行くことを楽しみに生きている人もいるかもしれない。あるいは昔仲間と過ごした楽しい日々を懐かしむことを楽しんでいる人だっているだろう。

 

でも、その間にも「今」という時間は刻一刻と過ぎている。それだけは忘れてはいけない。