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∑考=人

そして今日も考える。

若手社員の言うことなんて鵜呑みにするな

私の会社では、若手の社員にも採用活動に携わらせる文化がある。まぁ少し大きめの会社なら、若手が採用活動を実施していることも珍しくないと思う。実際、私の後輩が就活生の採用活動のお手伝いをしている、というから驚きである。

 

これはむしろ就活生に対する忠告であるが、若手社員の言っている話なんて仕事をする上でほとんどが参考にならない意見である。参考にしていいのは面接をパスする方法論ぐらいだ。

 

私みたいなIT系の会社を志望する就活生が必ずしてくる質問がある。「プログラミングとかできないんですけど、大丈夫でしょうか。」対する若手社員側の模範解答はこうだ。「私も学生の頃はプログラミングとかやったことなかったんです。でも、研修で勉強しますし、実業務で使うことはほとんどありません。だから問題ありませんよ。」である。私が就活生だった時にも同じような話を聞いた記憶がある。

 

まず、学生に対して苦言を呈するのであれば、そんな質問をして何の意味があるのか、ということだ。例えば、グローバルな会社を志望しているのに、「英語ができないんですけど大丈夫でしょうか。」という質問をしているぐらいに愚かな質問であることをまず理解すべきだろう。「全然大丈夫です」と言われて、じゃあ英語勉強しなくてもいいか、と考えるのも愚かだし、全然大丈夫、なんて発言をする方も愚かである。

 

先ほどのプログラミング能力の要否についても同じである。プログラミングができなくても仕事できます、なんて回答をしている社員は、まず自分は仕事ができている人間だという勘違いに気づくべきだろう。

 

確かに仕事をして給料をもらってはいるが、所詮自分たちは他の優秀な人達が稼ぎ出している収入のお陰で仕事をできている気になっているだけで、別に今自分が日々の中で出している成果のお陰で自分たちの給与額を手にしているわけではないのだ。日本企業なんかは特に、出世した後もそんなスタンスの人が沢山いる。

 

私が回答するならこうだ。「プログラミングができないといい仕事はできません。ただ、いい仕事ができなくても、会社に残ることはできますし、給料を貰うこともできます。周りが無能ならしょぼい仕事でも評価されます。」

 

結局、仕事ができる、できないの二元論で考えるから、あるいは時間や質を度外視しているから間違った回答になる。もちろん、プログラミングなんてできなくったって仕事はできる。うちの担当の偉い人の中にもそういう考え方の人はいる。自分たちでやる必要ないでしょ、って。

 

でも、プログラミングができれば1時間でできるような仕事が丸一日かかってしまったり、理解していないばかりに色んな手戻りが発生したり、そもそも品質が低くなってしまっていることは多いのだ。時間や品質を度外視できるなら、できないことなんて何もないのだから。