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∑考=人

そして今日も考える。

「言われたことしかできない人」を放置してはいけない

今、私は試験チームのサブリーダーをやっています。自分も試験をしながら、計画立てたり、協力会社さんたちの支援とか進捗管理とかを担っています。で、私自身はあんまり管理されてません。結構自由に仕事ができて快適です。

 

ただやはり、メンバのサポートが大変、というか不安に思うところが少なからずあります。というのも、言われたことしかしない、とか、書いていあることしかやらない、とかそういう人も結構いるからです。特に、システム開発の試験ではバグがあっても気付けなかったりするので、後々大問題になったりします。

 

もちろん、年次が浅い頃は、言われたことしかしないようにした方がベターです。が、割と年配の方でも指示がないと動けない、というタイプの人も今までに何度か遭遇しました。なので、こういう人たちと一緒に仕事を進める上でどうすれば良いのか、というはマネジメントをしていく人間としてはちょっとした課題でもあります。

 

まず、考えるべきは、「言われたことしかできない人」が「言われたことしかできない人」たる所以でしょう。

 

最も大きい理由は、目的を理解していないことです。チームでやる仕事には大きな目的があります。すべての仕事はその大目的を達成するためにあるのですが、個人の仕事レベルに細分化された時に、一体今自分が取り組む仕事にどんな意味があるのか、というのはなかなか把握しづらいものです。

 

もう一つは、失敗を恐れていることです。下手に言われていないことをやって怒られるよりも、言われたことをやっておけば怒られないだろう、という考え方です。俗に言う、責任逃れですね。こういうスタンスの人は本当に多いです。おれは言われたことをやっただけです。だから私は悪くないです、みたいな。

 

まぁ私たちのように色んな会社が集まって仕事をしていると、「言われたことしかできない人」を育てる、というよりは「言われたことしかできない人」でも実施可能な状態にしようとする方向にベクトルが働きます。

 

例えば、マニュアルに書かれてあることしかしないなら、対策としてはマニュアルの記述を改善しますし、抽象的な指示をして期待の成果物が得られなかった場合は、指示を具体的にします。ノウハウや仕組みをブラッシュアップしていくことで、属人化させないようにするんです。

 

私もずっとそうするべきだと思っていました。でも、仕組みには限界があります。優秀な人を見ていくうちに、結局人に頼らざるを得ないなと痛感しました。だから「言われたことしかできない人」を野放しにしたまま仕事を進めるとマズいんです。

 

じゃあどうするのかというと、一番いいのは決めてもらうことじゃないかな、と思います。「どうすれば良いですか?」という質問が来たら、「あなたはどうすれば良いと思いますか?」あるいは「どうしたいですか?」と逆に問うてみる。

 

この手の質問ってされる側はかなり面倒くさいですね。特に、自分の中での正解を持っていない状況でこの質問をされると面倒くさいです。でも、ここに対する回答ができないということは、自分だけでは意思決定が全くできない、ということなんです。

 

「言われたことしかしない人」は仕事の吸収が遅いです。なぜならば、自分で意思決定をしないからです。意思決定をする人は、意思決定をするために様々な情報や経験を自分の中に蓄積している必要があります。逆に言うと、意思決定しない人は仕事について何かを理解している必要がないのです。

 

今回は「言われたことしかできない人」をいかにそうじゃない人にしていくか、という切り口ですが、自分が「言われたことしかできない人」にならないためには、結局自分で意思決定をしてみる、あるいは意思決定できるようになることを目標にしておくことが大切です。私も上司に一々確認するのがアホらしいと常々思っていたので、自分で決められるようになりたいと思ってました。

 

例えば、上司からある仕事を任せられた時、「いつまでに完了させれば良いか」を確認するようにと新人研修とかでは習いますが、本当はそんなこと確認する必要はないんです。その仕事の後続タスクが何で、それがいつ開始するのかさえ分かっていれば、別に自分でいつまでに終わらせれば良いか、なんてことは判断可能なのです。