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∑考=人

そして今日も考える。

会社からの評価なんてどうでもいい、と思っている人に

最近の人はどうも、出世欲というものがあんまりないらしい。その結果、会社からの評価もほとんど気にしない、という人が多い。特に成果主義ではなく固定給をもらっている会社だとなおさらだろう。出世のための絶対条件は会社から評価されることであるのは今も昔も変わらないが、出世に興味がないなら高い評価をもらう必要もない。当然と言えば当然だ。

 

私もどちらかと言えば、会社からの評価なんてどうでもいいと思っている。ただし、必要以上に媚びへつらったりしない、というだけだ。無理に飲み会に参加したり、人間性だけを売りにしない、ということだ。他にもあんまり直接的な業務に関係ない仕事に対して全力は尽くさない、ということだ。

 

評価されなくてもいいが、スキルアップはしたいと思っている。それはスキルアップをした方ができることが増えるからだ。わからなくて困ったりすることも減るし、いいアイデアが浮かんだりもする。何より、何もわからずにやっているよりもわかってやっている方が楽しい。これはこの世の真理だ。

 

なので、別に評価もされたくないし成長もしたくないと思っている人はこの記事を読んでも参考にはならない。そのまま窓際族として生きていけることを祈っている。逆に、自分が成長することと、会社から評価されることは別ものだと思っている人にはぜひ伝えておきたい。

 

会社に評価されるといいことはある。評価されても高い報酬をもらえるないかもしれないが、評価が高いほど自由になれる。これは私が今まで見てきたどんな組織でも同じだった。

 

まず、自分の仕事を一々監視されなくなる。新人の頃は事前にわかりにくい説明をだらだらされて、実際にやってみてわからないことがあったら適宜問題がないか確認して、実際に仕事が完了したら確認してもらう、みたいなプロセスを踏まなければならない。

 

しかし、評価がついてくると、「あいつならほっといても大丈夫だろう」と思ってもらえる。すると、仕事の進め方、それに割く稼働もろもろを自分の裁量で決められる。モノによっては一々成果物もチェックされない。これは非常に楽である。

 

発言や質問のハードルも下がる。例えば、誰からも評価されていない時に、簡単な質問をすると、「そんなことも理解できないのか」などと思われそうな不安に駆られる人も多いだろう。しかし、周りの評価がついていれば、「むしろ自分の説明が悪かったのか」と相手に思ってもらえる可能性が高くなる。結果的に自分の意見を組織に反映させやすくなる。

 

他にも、意思決定の前の相談を受ける機会が増える。新人の頃は意思決定の場にすら呼んでもらえない、決まったことすら明確には教えてもらえない、なんてこともザラにあったが、内容共有に加えこちらの意見を求められるようになる。これも自分の意見を組織に反映させやすくなる。どれも会社の中での自由度に繋がっていく。報酬なんかはオプションに過ぎない。

 

こうやって考えてみると、悔しいが評価されることは結構大切である、と言える。とは言え、会社からの評価に興味を一切持てない人もいるだろう。でも、そんな人でも会社から評価される方法がある。それは、自分の一番近くで仕事をしている人、かつあなたが評価している人に評価してもらうことだ。

 

一番近くというのは、席が隣、とかではない。あなたと同じくらいの年次であなたと似たような仕事をしている人である。

 

自分より遠い人、例えば課長とか部長になると、はっきり言ってあなたの仕事ぶりを見せることはできない。どんなに良い仕事をしていたとしても伝わらないのである。だから、課長や部長に好かれている若手というのは決まって、仕事ができるよりも人間性とかノリの良さが決め手になっている。(もちろん、そういう生き方もある。)

 

ただ、あなたの近くにいる人はどうか。その人が優秀であればあるほど、昔の自分と比べた時に今のあなた(のスピードや品質)がどうなのか、あるいは今の自分に比べて今のあなたがどうなのか、もっと純粋に一緒に仕事をして助かっているのかどうか、がわかる。立場が近いと仕事の粒度も近いので、正確に評価することができる。

 

もちろん、それをしくじり続けると、評価はされない。ただし、それは成果が伴っていないために評価されていないだけである。下されるべくして下される悪評だ。頑張って成長していくしかない。

 

もう一つの条件が、あなたが評価している人物であるということだ。第一にこれがないと、その人物に評価してもらおうというモチベーションが持続しない。その人を助けようという気持ちが生まれない。(あまりに評価が低く、逆に助けてあげないと・・・となるパターンはあるにはあるが。。。)

 

そして、あなたの目利きにもかかっているが、こちらが凄いと感じる人は大抵会社から高い評価を得ている。すると、どうなるか。

 

あなたは”会社から評価されている人”に評価されている人、ということになる。これは間接的に会社から評価されていることに他ならない。どういうルートで情報が流れているのかは定かではないが、特定の一人に高く評価されているだけでも、会社全体の認識というのは時間とともに大きく変わっていくらしい。

 

セオリーとしては、色んな人に対してアピールをしていくべきなのかもしれない。実際、私も課長から「(私の)アピールが足りないことにより、周りが(私の)能力を理解するまでの時間が無駄になっている」というコメントをもらったこともある。

 

でも、そういうのが苦手な人は、特定の人からの評価のみに着目するやり方もアリなんじゃないだろうか。少なくとも私は今までそうやってきたし、これからもそうやって生きていくと思う。