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∑考=人

そして今日も考える。

他人に優しく

電通の新入社員が亡くなったニュースが話題になってますね 。 何でも過去にも同じようなニュースがあったとかなかったとか。

こういう事件が起こるといつも残業時間を規制する方向に事は動いたりするんだけどそれって本当に根本解決になってるのかね。

まあ結論から言うと残業時間を規制したところで労働時間は減らない。 確かに残業時間は減っているように見えているけれどそれはデータとしてそう見えているだけであって実際はそうではないと僕は思う。

ただ正直言って僕の会社だって労働時間は決して少ないほうじゃないし同期に話を聞けば結局サービス残業でまかなっているという話もよく聞く。

その理由を考えたことがあるだろうか。

仕事量が多いからである。 もちろんその背景には日本人が仕事のやり方が下手くそで世界の中でも生産性が低いから、という見方はできるかもしれない。

けれど本質的には違う。 日本に伝わるお客様は神様という思想のせいである。 僕たちは消費者として振る舞うとき、労働者に対して過酷な要求を突きつける。そしてそれらに応えようとしてきたのが日本の労働者である。

だからこそ日本は世界に比べて品質の高いサービスや製品を提供することができている。その結果消費者としての私たちが裕福な生活を送ることができているのは事実だ。

しかし私達は純粋な消費者ではない。すなわち消費者であって労働者でもある。 そして消費者である私たちが豊かになる一方で労働者としての私たちはどんどん過酷になっているのだ。

その結果が過労死うつ病そして自殺である。 確かに局所的に見れば電通の働き方やその制度に問題があったかのように見える。

しかし本当に問題なのは電通のその先にあるお客様、クライアントの厳しい要求、さらに言えばそのクライアントの先にいる消費者、コンシューマーの厳しい要求であったに違いない。

だから僕は過労死をなくすためにはまず他人に厳しい社会を脱する必要があると思うんです。