∑考=人

そして今日も考える。

トイレビジネス

私は胃腸があんまり強くありません。なので、朝会社に出社したちょっと経ったら、だいたいお腹が痛くなります。それがほぼ毎日です。

 

当然、トイレに駆け込むわけです。でも、トイレの入り口に近づくと見えてしまうんですね。既に並んでいる人の影が。並んでいる人の数が2を超えていたら、上下のフロアのトイレへ行きます。でも、今までの統計的に朝の時間帯はどの階も一人か二人は並んでいることが多いです。

 

で、このトイレに並んでいる時間ってめちゃくちゃ無駄なんですね。私にとっても無駄ですけど、会社にとっても本当に無駄。例えば、社員の給料が時給換算で2000円ぐらいだとすると、この並んでいる10分ぐらいの時間は300円をゴミ箱に捨ててるようなもんなんです。トイレ待ちながら仕事はできませんから。

 

いや、べつに一人くらいなら気にする必要もない些細な損失です。でもこれが各フロアで起こっていて、かつ一時間に数回の頻度で起こっていて、それが毎日起こっているとしたら。。。大きい会社なら年間数百万ぐらいの労働力は損しているでしょうね。

 

ただ、そんなに沢山人が待っているような印象は受けないと思います。これはさっきの私と同じような行動をする人が沢山いるからです。要するに、2人以上並んでいたら空いている他のフロアを探す、あるいは少し時間を置いてからまた行くといった具合に。フロアが狭ければ構わないでしょうが、この単純往復作業も何回もやると積み重なっていきますし、疲れます。

 

この問題について私は対策案を二つ考えてます。

 

1つはトイレ課金制度の導入です。例えば、今日本において、ほとんどのトイレは無料で使うことができますが、そのせいで、トイレを使いたい時に使えない人がたくさんいます。というのも、無料だと、一人の人間が長時間利用することができてしまうからです。

 

トイレに入ってから5分までは無料、それを超えたら100円払わないとトイレから出られない、という仕組みを入れてほしいと思います。個人的には3分でもいいくらいです。トイレが長い人やトイレで休憩する人が少しでも減れば、みんなハッピーになります。

 

トイレのロックにセンサーをつければ、一人の人間がいつからいつまで使ったかがわかりますし、お金を払わないとロックが解除されない仕組みがあれば、お金を払わざるを得ない、というわけです。

 

ただ、現実的には財布を忘れてしまった人は出られなくなってしまうので、指紋で電子通貨の支払いができる社会が実現していることが理想ですかね。とはいえ、今の技術でも工夫すれば可能なのではないでしょうか。

 

もう一つの案は、トイレのIoT化、トイレの稼働率を監視する仕組みの導入です。自席やスマホからトイレの稼働状況を見ることができれば、今トイレに駆け込むべきなのか、少し待った方が良いのか判断できます。こうすることで、無駄な待ち時間が排除できる寸法です。

 

ただ、これはあまり良い解決策にはなっていないんですね。なぜなら、トイレの稼働状況を全員がウォッチできるようになると、「あ、今ここのトイレ空いてる!」と気付いた人が一斉に駆け込んで、トイレについた時にはすでに行列が出来上がっていた、みたいな事態が発生してしまうからです。このリアルタイム性の壁を超えない限り、あまり現実的な解とはならないでしょう。

 

少し調べてみると、チームラボとかがこういうアプリを作ってるみたいですが、どのくらい役に立っているんでしょうね。

www.slideshare.net

 

そういう急激なトイレへの人員駆け込みを避けるとなると、結局今の技術では、5分間隔でトイレを予約する、みたいなとこが落としどころになってしまうのか。うーん、予約してまでトイレに行くというのはどうも堅苦しいし面倒くさい気もします。

 

なんか、いいアイデアはないもんでしょうか。