∑考=人 〜プロメテウス〜

そして今日も考える。

ベストエフォートの危うさ

職場でよく見かけるやり取り。

 

「この仕事空いた時間でやってもらえますか?」

「わかりました。いつまでにやればいいですか?」

「いつまでにできますか?」

「優先度によりますね。」

「じゃあどのくらい工数(時間)がかかるか教えてもらえますか。」

「・・・」

 

いかに期限を決めるのが下手なのかが露呈されるやり取りである。が、むしろこれが正しい姿であるかのようにまかり通っているのが社会(もしかしてうちの会社だけ?)である。

 

優先度の高い仕事であれば、本当に守らなければならない期限が定まっているため、こういった事態にはならないことが多い。例えばお客さんに報告する日が決まっていれば、明らかに無茶な要望ではない限り、どのくらいの時間がかかるかなんてことは構わず、その日までに間に合わせるように仕事のやり方を変えることになるからだ。

 

しかし、優先度の低い仕事の場合は期限を決めかねるケースが多い。今すぐやらなくてもいいけど、このまま放っておくと問題になるとか、現状を改善する仕事など、やらなくても別に今より悪い状況にはならない仕事というのは大抵ちゃんとした期限が定まらず、ずるずると対応されないままとなることが多い。

 

 

「決める」ことが難しいと感じるのは、全ての物事に対して「決める」ためには論理的、合理的なプロセスを経て決める必要があると考えているからにすぎないと私は思う。合理的に決めるのであれば、確かにそこに面倒さが伴うし、特に優先度の低い仕事に対してそれを検討するのは面倒である。だからそこを横着して期限を決めない、というまま放置されることが多いのだ。

 

でも期限を決めないくらいだったら、適当でもいいから決めてやった方がいい。というか決めないと進まない。日本の会社は決めないから進まない、というケースが非常に多いのだ。

 

すごく似た話で、「全員で検討しましょう」、というのも全く同じである。こういう進め方でやると全く進まない。一人に責任を与え、裁量を与えないと、物事は決まらない。全員がアドバイザーになって、物事を推し進める人がいなくなるのだ。これ以上アドバイザーは要らないっす。