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そして今日も考える。

一年目社員が考える就職活動で注意すべきポイント5選

あ、なんか自己啓発っぽいタイトルになっちゃいましたね。一年目社員になった今、就職活動で考えておくべきだった観点を自責の念も含めて少し紹介したいと思います。ちなみに今年の就職活動で重視するポイントランキング1位は会社の雰囲気らしいです。

社風

これは会社に入る前から気づいている人もいると思いますが、説明会に来る人や面接官になる人は、はっきり行って社内で選ばれた人です。なので、その人達の雰囲気=社風ではありません。

 

本気で社風を重視したいのであれば、一度本社に行ってみることをおすすめします。中に入れるのが一番望ましいですが、中に入れない場合は、ビルの出入口を眺めたり、挨拶をしてみるのもと良いでしょう。

 

ただ極論を言うと、特に大きな企業の場合、一概に社風と言えるほどのものはありません。私の会社も、こっちの部署は体育会系だけどあっちの部署は陰キャラ系、といったように、全く異なります。

 

社風を本気で重視したいのであれば、小さい(人数の少ない)会社に行くべきでしょう。少なければ少ないほど、イメージと現実のギャップは小さくなるはずです。

 

あとは参考までに、企業が求める人材像から、どんな人間が多いかを類推することも可能です。ホームページに貼りだされているものは無視して、説明会等に参加する比較的若い社員に質問してください。「どんな後輩に入ってきて欲しいですか?」と。この回答と真逆の人間でその組織は構成されています。

 

例えば、就職活動時、私の会社の人間からは「他人を巻き込んで変革できる人」という回答が目立ちました。蓋を開けてみると、そういう人間はほぼ皆無でした。常に回答の意味する本質を伺ってかかってください。

成長

会社で成長したいと考えている人はなんだかんだで多いです。でも、成長できない会社などありません。何かしらの成長はあります。問題なのは、社外でも通用するスキルが身につくか、という視点です。

 

もし説明会等に参加するなら、会社を通じて何ができるようになったかは一度社員に聞いてみた方がいいです。それがもし、技術力や調整力、折衝力などという曖昧なスキルであった場合は、もう少し具体的な説明を要求してください。それに答えられない人は、ただ単に、社内での地位が高くなっているだけの可能性が高いです。実際、うちの会社なんか見ていると、そんな人ばっかりに思えます。

 

出世=成長だと考えるのであれば、もちろんそれでいいのかもしれませんが、その場合は、出世にどれだけの時間がかかるのか、ぐらいは聞いてみた方がいいかもしれません。

やりたいことができるか

はっきり言います。99%の人はやりたいことができません。その理由は、そもそも学生時代にやりたいことが明確になっている人はほとんどいないからです。もし明確になっているならベンチャー企業に行くべきか、起業するべきです。大企業ほど偶然性に左右される場所はありません。(もちろん、中には部署まで確定する会社もありますが。)

 

おそらく本当に大切な観点は、その会社で働いてみてやりたいことが見つかったかです。なので、聞くべきことは、「〇〇さんは今はこんなことされていますけど、できるとしたら次はどんなことをやりたいですか?」に具体的に答えられる社員が多いかどうかです。次は営業、次は海外みたいな回答では本質的にやりたいことは見つかっていないと考えるべきでしょう。

福利厚生

福利厚生。実はめちゃくちゃ大事です。特に給料を重視するのであれば、最低でも家賃補助についてはチェックしておくべきです。給与額=手取額ではありませんので。まぁ私の認識が疎かっただけで、世の就活生は結構調べてると思いますけど。

大企業かベンチャー

私は結局大企業を選択してしまったので、ベンチャーについては言及できません。ただ、大企業は偶然性を楽しめる人には向いていると思います。こんな奴がいたのか!とか、こんな仕事するの!?みたいな偶然性はあります。それを楽しめる人にとっては悪くありません。

 

逆に、やりたいことが結構固まっている人にとっては苦痛に感じるでしょうし、無意味に感じる業務もやはり多いです。これはベンチャーとの比較という意味ではなく、私の主観的な意見です。

 

以上、就職活動時に注意すべきポイント5選でした。