∑考=人

そして今日も考える。

そのお金は人生を変えうるのか

気がつけば、仮想通貨の含み益が100万ぐらいに膨れ上がっていた。これを利確してしまう、というのは一つの選択肢ではあるのだけれど、なんというか、今100万円を手にしたところで、今の私には使い切れないなぁと思うと、売却に気が乗らない。

 

まさに「100万円あったら何に使う?」という質問を突きつけられている気分である。考えつくのは、家電製品、ファッションアイテムの購入、あとは旅行ぐらいだ。これらはどれも浪費といっていい。一時的な幸せを買うには一役買ってくれるかもしれないが、その後の人生に影響を与える要素にはなりえない。ここにお金の限界がある。

 

逆に100万円を浪費ではなく、投資に使う方法を考えてみる。何を隠そう、仮想通貨を始めたのが、そもそも余剰分をただただ貯金していくのが嫌で、投資に回した結果なのだ。ただ、結局これも資産が増えていくだけで、自分の人生の質を向上させる点に寄与しているとは思えない。(もちろん、資産運用の勉強になるという点は意味があるが、正直お金に興味がないとあまり面白くない。)

 

なので、自分の能力にできれば投資をしたいと思うわけだが、自分の能力への投資に一番必要なのは、お金ではなく時間なのだ。確かに、海外留学、MBA取得、医学部受験など、前提条件としてお金が沢山かかる教育投資はたくさんある。けれど、これらはお金さえあればその能力を手に入れられるわけではない。お金があって、かつ時間をかけるからこそ手に入るのだ。

 

なので、お金だけがあったところで、時間を捻出できなければ意味はない。