∑考=人

そして今日も考える。

「どの道で行きましょうか?」と聞いてくるタクシー運転手

最近はもっぱら仕事の帰りが遅い。ほぼ毎日11時以降の退社。私は家から会社までだいたい30分程度と、一般的に見れば比較的近郊に住んでいる方ではあるけれど、仕事が終わってから30分かかるのはそれはそれで結構だるくて。

 

むかし徒歩圏内に住んでいた頃は正直仕事が終わった時間がほぼ家に帰れる時間だったので、移動時間を考えることはなかったんだけれど、今は11:30をすぎている帰る時は電車動いているけどタクシーで帰ることがたまにある。

 

で、疲れているから、タクシーに乗ったらもう一言も喋らずに家までたどり着きたい、のが本音なんだけれど、そう簡単にも行かないのがタクシーの少し面倒なところで。

 

例えば、駅など誰にとってもわかるような場所なら、一言で目的地を伝えることができるんだけど、「自宅」みたいに個別の場所としていない場所だと、とりあえず最寄りの駅についてから、「次は左に曲がってください」とか「この次の交差点付近で止めてください」みたいなことを進捗に応じて伝えなければいけなかったりする。

 

逆に正確に伝えるのであれば、住所を伝えればいいのかもしれないけれど、タクシー運転手に住所をフルで伝えれば、正確に伝わるのか?というと懸念が残る。少なくともさらで正確な場所はわからないだろう。

 

もう一つ一番面倒な(というか意味がわからない)のが、「どの道で行きましょうか?」と聞いてくるタクシー運転手。東京に来てから割とこんな質問をされることが増えたように思う。

 

人によっては自分で道を決めたいかもしれんけど、私などは普段車乗らないので、決めてくれって感じ。そもそも、選択肢はいくつあって、どっちを通るとどういいのかを説明せずに「どの道がいい?」を聞くのはプロじゃない。最短距離でお願いしますと答えたら、カーナビで道を調べだす運転手もいたりした。

 

ただ、これって人の振り見て我が振り直せじゃないけれど、SEもお客さんに同じようなことしてる場合あるなと思ったり。

 

SE:「要件は何ですか?」「どんな仕様にしますか?」

顧客:「それがあなたの仕事では?」

 

決定権を委ねるなら、決定するために必要な情報は提示しないとダメでしょう。