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そして今日も考える。

バランスの取り方について考えてみる

ワークライフバランス

最近の休日は旅行やらBBQやらと、インドアな私が珍しく活動している。今日も久しぶりにバスケットに行ってきた。全員、同期繋がりではあるのだけど、コミュニティが異なるので、私としても新鮮な感じはする。

 

おそらく、ほとんどの人が、平日は仕事を乗り切って休みの日に思いっきりエンジョイする、そんなワークライフバランスを大切にしたいのだろう。どこまで本気なのかはわからないが、行動を見てる限り、休日が人生のメインであるかのような振る舞いをしている人も多い。

バランスを取っている方が楽しい?

ワークライフバランスなんて言葉が生まれたように、一般的にバランスのとれた生活は楽しいのかもしれない。正確には、仕事を楽しめない人が残されたブライベートを最大限に楽しむ生活、ということなのだが、仕事があって、プライベートがあるからこそ面白いという人もいるはずだ。

 

私もできれば将来的にはそういう自分になれればいいな、と考えていた時もあった。しかし、今振り返ってみると、自分の人生にバランスなんてものはなかったように思う。中学校や高校の時はバスケットボールしかしていなかったし、受験期は勉強しかしない。大学の時はアルバイトしかしていなかったし、留年した時はひたすら遊んでいた。

 

なぜ、そんな人生になってしまったかというと、今やっている一番楽しいこと以外はやりたくなくなってしまうからだ。もちろん、たまに息抜き程度に全く異なることをする場合もある。ただ、バランスを取るほどに今コミットしていること以外のことはしない。

コミットできるほど面白いことがないだけ

これは私の仮説に過ぎないし、私の価値観に基づく考えでしかないが、短期的な生活の中でバランスを取りたがる人は、今の人生にコミットできるものが無いのだと思う。中にはそれが好きなんだ、という人もいるだろう。その理由として考えられるのは、バランス型生活の非効率性である。

 

ことのほか、成長という観点で言えば、間違いなく一つのことに集中して取り組んだほうが成果は出やすい。ドラッガーも「成果を上げる人は一度に一つのことしかしない」という言葉を残している。個人的には効率的なほど味気ないものになり、非効率である方が面白い、というは大抵のことに当てはまると思っている。まして、取り組んでいることが好きでもないことであれば尚更だろう。本当にモチベーションが発生する物事であれば、コミットすることに面白さを感じることができるのだ。

長期的にバランスを取る

もし自分の人生のことを考えて、あえてバランスを取った生活をしているのであれば、長期的にバランスを取ってみる、というのを私はオススメしたい。特に、何らかの成長を視野に入れた生活を送っているのであれば。

 

例えば、1週間に1日海外に行くペースで3年間過ごすよりも、5ヶ月間一気に海外で生活をした方が英語力は必ず上がる。成長には大抵スレッショルドが存在する。そして、その閾値に辿り着くまでには一ヶ月単位の期間が必要なのだ。

 

私は短期的にはあまりバランスの取れた生活を送ってきたとはいえないが、長期的に見れば、それなりにバランスは取れたのではないかと思う。サラリーマンの生活にはあまりフィットしないかもしれないが、この一ヶ月は仕事をバリバリこなして、翌月は有給を使って、別の何かをする、みたいな生活の方も結構面白いのではないか。