∑考=人

そして今日も考える。

幸せの方程式とは

 幸せの方程式とは何なのか。そんなことを考えると、大抵語られるのは、「良い人間関係」とか、「生活の保証」とか「家庭」、そして「お金」などだ。他にも、「他人からの承認」、「達成感」、「自己実現」みたいなものも候補には上がるだろう。

 

これらは多分正しいのだと思う。もちろん、年収が2000万以上になっても幸福度は上がらない、みたいに多ければ多いほど幸せなわけではないけど、やっぱりこれらが多いほど幸せと考えるのが妥当だ。

 

ただ、私は幸せとはもっと動的なものだと思っていて。つまりは幸せな状態が続いたとしても幸せではない、という矛盾した状況が起こり得るのでは、と考えていて。要するに、時間微分値で定義するのが正しいのでは、ということだ。

 

何を言っているのかわからない、という声が聞こえてきそうなので、もう少しわかりやすく。

 

例えば、すごく欲しい車があったとする。そして、必死に働いてお金を貯めて、その欲しかった車を購入できたとしよう。すると、どうだろう。すごく嬉しいはずだ。そのまま数週間はドライブに出かけるのが楽しみでならないはずだ。そういう状態は幸せと呼べる。

 

しかし、そのままさらに数ヶ月、半年と時が経った時に同じ気持ちが続いているだろうか。物を購入したことのある人ならば誰でも共感していただけるはずだが、その幸福感は決して続かない。その幸せの状態が普通になってしまうからだ。

 

絵にするとこうなる。車購入時の幸福度は高い。そして、車を手にいれたらその幸福度は変わらないはず。なのに、幸福度が異なるという矛盾が発生する。

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なんでこんな現象が起こってしまうのか。その答えが、幸せとは動的に定義されるものだから、である。具体的に言うと、幸福度の時間微分値、つまりは上の絵で言う矢印の傾きが幸福度を決定している、っていうわけ。矢印の傾きが横ばい、すなわちゼロなので、車を購入して少し経てば、特別な幸福感は感じないというわけだ。

 

逆に、幸福を感じられるのはどんなときか。それが下記。

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未来に今より幸福度の上がる状態が手に入る見込みがあると、人間はそれだけで幸せだったりするのだ。例えば、さっきの例でも、実は「あと6ヵ月頑張って働けば車が買える!」と考えている時が実は一番幸せだったりするのだ。恋愛で片思い中が一番楽しい、みたいなのと同じ理論。

 

なんとなく、読者のみなさまに私の意見は伝わったのではないかな、と勝手に思ってる。今の説明のまま終わると、数学的には、こんな式になってしまう。

 

d(幸福度)/dt = 幸福度

 

受験数学をよーく勉強した人とかが見ると、「幸福度=e(ネイピア数)のt乗で表せるのか!笑」みたいな誤解を招くことにもなりそう。

 

なので、ちょっと補足をしておく。結局、さっきの絵の縦線は「幸福度」という言葉で表すべきではない、という話。じゃあ、どう表すか。理想値、理想像、目標値、目標、そんな概念っぽいものではなかろうか。

 

「でも、理想って結局幸せな状態をイメージするんじゃないのか?」と問われればもうノーアンサー。今の日本語では、その両方の概念を幸せと呼んでしまうけれど、多分概念としては本当は別なんじゃないか、というのがギリギリ出せる答え。「憧れ」とかが近いのかも。ほぼ理想と一緒だけど。

 

ということで、最後まとめ。

 

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今でも何かに憧れてますか。