∑考=人 〜プロメテウス〜

そして今日も考える。

すごいぞiQOS

今日、iQOSを購入した。先に断っておくと、iPhoneに入っているオペレーティングシステムのことではない。

 

iQOSとはコチラである。

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もう少し説明すると、今年の9月に発売が開始された、火を使わないタバコ、いわゆる加熱式タバコのことである。喫煙者にとってはマルボロなどでもお馴染みのフィリップモーリス社が開発した製品だ。

 

たまたま、会社で試喫キャンペーンをやっていたので、そこで試した挙句購入に至った。ちなみに定価は10,000円程度であるが、今ならキャンペーンで各種コンビニで4,600円オフクーポンを利用することで、約半額で購入することが出来る。

 

せっかく購入にまで至ったので、実際に吸ってみて感じたメリット・デメリットでも簡単にまとめておこうと思う。

 

メリット

この加熱式タバコのキャッチコピーは、火を使わない、灰が出ない、ニオイが少ないである。そして、確かにそれらは全て満たされているのが大きなメリットであると言える。

火を使わない

まず火を使わないという点について言えば、ライターを持ち歩く必要はない。(ただ後述するが、かわりにヒートスティックという加熱式タバコを装着するためのデバイスが必要になるのでこれについては相殺、むしろデメリットの方が大きいかもしれない笑。)例えば、タバコの火を消し忘れて火事になる心配は一切ない。

灰が出ない

そして、燃やさないので、当然灰が出ない。吸っている最中に灰皿はいらないし、灰で色んな所を汚す心配もない。残念ながら吸い殻は最後まで残ってしまうが、これについても燃やしたわけではないので、普通にゴミ箱に捨てることができる。これまた火事の心配がない。

ニオイがほとんどしない

最後にニオイであるが、これはかなり低減できていると感じる。このタバコを吸った後の吐息はもちろん煙のようなものが出るが、そのニオイや煙たさはかなり控えめな仕上がりになっている。タバコのフィルターも全然黒くならない。壁にヤニとかも付かないらしい。

デメリット

デメリットも考えてみると沢山ある。

必要な機器が多い

圧倒的に、タバコを吸うために必要となる機器が多い。従来なら、コンビニでタバコを買ってライターさえあれば、最悪タバコを吸うことはできる(マナーはフル無視するとして)。

 

ただし、この加熱式タバコを吸うためには、まず加熱式であるタバコ(今は4種類)を選ぶ必要があり、かつそれを装着して吸うためのヒートスティック、さらにヒートスティックを充電するためのバッテリー機器が必要になる点は非常に難儀である。また、バッテリーは充電されている必要がある。

 

この仕組がまたややこしくて、バッテリー(いわゆるこれがiQOSらしい)をフルに充電しておくと、このバッテリーを使ってヒートスティックを20回分充電可能、という作りになっている。そして、ヒートスティックは1回タバコを吸えば完全に電池を消耗してしまうので、またバッテリーに繋げる必要がある。

連続喫煙不可

喫煙者なら必ず、立て続けに2本以上タバコを吸う機会が必ずあると思うが、この加熱式タバコではヒートスティックを再度充電するまでは連続して吸うことができない。(ちなみにフィリップの人は連続して吸いたいならヒートスティックを2本購入するしかないと言っていた。)これは中々しんどいデメリットである。

操作性が低い

また機器が絡んでくるだけに、操作性がかなり低い。従来のタバコであれば、パックから取り出して、ライターで火を付けて終わりであるが、加熱式タバコを吸うまでの手順を事細かに書くと下記のようになる。

  1. バッテリーを充電する。
  2. ヒートスティックを充電する。
  3. ヒートスティックをバッテリーから取り出す。
  4. タバコを取り出す。
  5. タバコをヒートスティックに装着する。
  6. ヒートスティックのボタンを長押しする。(加熱する。)
  7. 点滅が点灯に変わるのを待つ。
  8. タバコを吸う。
  9. ランプが切れたら喫煙タイム終了。

と、実に8ステップもの段階を踏まなければならない。お年寄りにやさしい設計にはなっていない。しかも吸い終わってからも、ノズルを引き伸ばして吸い殻を取り出し、再度バッテリーにセットするという作業が残っている。という具合に、使い方は実に複雑である。

くわえタバコができない

また個人的に強く思うのは、ヒートスティックにそれなりの重みがあるため、くわえタバコができない。かなり顔面の筋力を要する。タバコを吸いながら両手を使えない、というのは結構な難点である。

味が・・・

私はいわゆる普通の(メンソールでない)タバコを購入したが、これまた従来のタバコとは全く異なる独特の味である。正直美味しい、とは感じなかった。とは言え、そもそもタバコの味なんてどれもよくよく味わってみればまずいものなので、もう少し試してみるつもりだ。ちなみにメンソールタイプのものはより従来のタバコに近い味わいに仕上がっているように感じたので、おすすめである。

総評

さて。どう考えてもデメリットの方が大きいように思えるが、私は購入することにした。理由はたった一つである。家で気軽に吸うことができるからだ。残念ながら普段のタバコとして日常的に使うことはないだろう。しかし、家の中でわざわざ換気扇の下やベランダに出て吸ったり、灰皿周りを汚した掃除をしたり、さらに部屋のニオイを臭くしないというのはこれ以上ないメリットであると言える。

 

また、少し前に流行った電子タバコとは全く異なり、体としては本当にタバコを吸っている感を味わうことができる。事実ニコチンが含まれているのである。周りにタバコを吸っているアピールをするためではなく、実際にタバコを吸うことができるのがこの商品の良いところである。(まだ確かな情報ではないが、健康的にも害がかなり少ないらしい。)

 

そして、何よりこの製品は活気的だと私は思う。今までのタバコにまつわるビジネスと言えば、携帯灰皿や、喫煙空間の提供など、今の形のタバコを前提に考えられた商品やサービスがほとんどであった。灰が出るから携帯灰皿、煙やニオイを避けるための喫煙空間というロジックであったが、今回はそもそも灰を出ないタバコ、煙やニオイを出さないタバコという形をつくったことを評価しても良いと思う。

 

とか言いつつ、もう来週には使ってないかもしれないが笑。