∑考=人

そして今日も考える。

総括

どーもです。少し早いですが、先週末で仕事を納めてきました。1年間お疲れさまです。今年はまぁ比較的平穏な私の人生の中では、色々あった方ですかね。一文字漢字はもちろん「転」。

 

 

 

まず年明けて早々に出世したんでした。入社した時って「課長代理」って何やねん、どういう意味やねんとか思ってましたけど、そんな謎のポストに付くことなって、ずいぶん自分も長いこと会社におるんやなぁと思いましたね。

 

 

 

そして、ようやく時が来たな、とも思いましたね。少し前に転職活動をした時に、自分が行きたい会社・ポストとその会社が求める人材や経験にギャップがあることが何となくはわかっており、出世したらまた転職活動しよう、と決めていたので。

 

 

 

とは言え、会社の中でいい方向に物事が動く可能性もあります。。結局、転職って良いことばかりではないですからね。デメリットだけで考えば、社内でやることを変えられる方がこれまで手に入れた色んなもの(実績、評判、社内知識)を引き継げるので良いんちゃうかと思ってます。ただそれって「楽」なだけでつまんないなぁと思っていたので私自身は転職の方に気が向いていました。でも、まぁ私にも迷いはありました。

 

 

 

まず一つ目は、転職活動、それ自体が非常に面倒でエネルギーが必要だということ。

 

 

 

たまに、就職活動楽しいとかほざいてるタイプの人が学生の時にいましたけど、私はその対局にいるような人間なので、転職活動自体が嫌いなんですね。大したことない自分の能力や経験を誇張して文書化したり、会社のことを調べたり、面接対策をしたり。さらにそれらを色んな会社に対して準備をする、なんてしんどすぎません?しかも通常運転で働きながら。

 

 

二つ目は、新しい役職や異動によって面白い仕事ができる可能性もあるということ。

 

 

 

なんやかんやちゃんと出世させてくれたこと自体もありがたかったですし、データ分析という仕事は結構楽しめるポテンシャルがあるとも思っていたんですよね。特に出世した直後は異動になるケースが多いので、場合によっては転職するよりもいい条件で働ける可能性もあるな、と。

 

 

 

特に一つ目の理由のせいで、転職する、と思っていたものの、ダルすぎる。。。と尻込みしていました。ましてや以前、準備不足で一次面接で落とされたことがあるせいで、「もっと準備に時間をかけないといけない」「時間をかけても落とされる可能性がある」という二つのリスクがずっと脳裏には焼き付いているので、なかなか行動に移す気になれなかったですね。

 

 

 

幸か不幸か、ちょうど3月ぐらいにコロナに感染してしまい、否応なく10日間働くことができない時期があり、前半は39度ぐらいの熱で完全にダウンしてたんですけど、後半はむしろ暇で、「とりあえず職務経歴書ぐらいは最新化しよう」と行動したのがすべての始まりでした。

 

 

 

これを機に、以前少し相談していたエージェントが私の転職意欲の変化をキャッチし、また求人紹介をしてくれるような感じにはなりました。でも、ほとんどの求人を見ていると、必ずこんな考えが頭をよぎるんですよね。

 

 

 

「これ、結局転職しても今とあんまり変わらないんじゃね?」

 

 

 

特にデータ分析領域の求人を見ていると、そう思えてならなかったですね。なぜなら、私の社内公募向けに自分の業務が魅力的に見えるような文章を書いたりしており、字面に書かれた抽象的でかっこよさそうな仕事内容と現場の業務のギャップはある程度想像できたからです。

 

 

 

そんなこんなで、転職はしたいが、やっぱり行きたいと思う会社がない、という迷子状態に陥っていた頃、ちょうど当時の課長から異動の打診があったんですね。考えてみれば、これまでも「転職しよう!」と思っていた時にちょうどやることが変わって、「とりあえずやってみるか!」としばらく続けて「やっぱ転職だ!」みたいなことが続いていので、今回もそのパターンになりそうだなー笑と直感的に思いました。

 

 

 

が、今回の異動は驚くほど名ばかりの異動だったんですね。要するに、所属組織は変わるがお客さんも業務内容も役割も何も変わらない。つまり所属組織ごと別の事業部に異動する、というだけで、まあ言ってみれば組織名が変わっただけなのに、「異動」という名目にされただけだったんですね。

 

 

 

もし会社に残るつもりだったら、私は結構腹を立てて反論してたと思います。本来、会社の暗黙のルールとしてが、出世直後は別の業務経験を積ませるために異動を推奨しているにも関わらず、全く同じ業界、業務にアサインさせる、というのはそもそも本末転倒なので。形式上異動にしたのは、(どんな事情があるにせよ)ただの帳尻合わせで私のキャリアを考えてなかったということ。

 

 

 

私の覚悟が決まった瞬間でしたね。結局会社は、会社の都合が最優先で個人のキャリアは二の次でしかしないんだなぁと。当たり前なんですけど。いつも何かと理由をつけられて、少し先に希望という餌をぶら下げられて説得されるけど、その希望にありつけた日はなかったし、これからもないだろうな、ということを悟った瞬間。新卒入社が当たり前だとこれが社会の普通、みたいに麻痺してるんだろうなぁ、と今なら思います。

 

 

 

ってわけで覚悟を決めたからかわからないけれど、以前希望職種の求人がなくて面接を見送っていたけど本当は結構行きたかった会社からちょうどダイレクトスカウトが来ていて。話を聞いてなんやかんやちゃんと対策をしつつも、まぁ適当にやればいいかという適度な緩さで挑んだ面接がなんと合格、それが今の会社になったというわけです。

 

 

 

年明けからは本格的に案件にアサインされるので、クビにならんように頑張らねば。。。