私の会社では、四半期に一回、上司と面談をする仕組みがあります。そこでは、自分がどんな目標を設定し、そのためにどんな業務に取り組み、そしてどんな気づきを得た恩か、ということをつらつらと説明します。そして、上司はアドバイスをしたり、今後のキャリア育成の参考にします。
と、まぁ上記のような名目ですが、ほぼ形骸化しており、中身はほとんどありません。多少意味があるとすれば、定期的に上司と部下のコミュニケーションの場をとれる、といった感じでしょう。例えば自分がどんな仕事をしたいのか、もっと言えば、別の部署に異動したい、なんて話ができる場でもあります。もちろん、できるのは意志を伝えるところまでです。
で、その面談が終わる前には必ず、「最後に何か言っておきたいことはありますか?」という質問をされるんですね。私は、いつも「特にありません」って答えるんですけど。だって言っときたいことなんてないし、いつでも言えるし。ただ、他の同僚はなんて答えてるんだろうか、だけ気になります。
ところで、この質問には聞き覚えがある人も結構いるんじゃないでしょうか。そうです、就活の面接の最後とかに面接官から投げかけられる質問ですね。当時から、あの試すような感じの質問は鼻につきましたね。笑
ただ今になってみると、「最後に何か言っておきたいことはありますか?」に対する回答って結局何が正しかったんだろうと疑問に思いますね。他の人はなんて答えてたんでしょうか。
ネットを漁ってみると、
・さらに自己PRをする
・無難に福利厚生の話を聞く
・何も言う必要はない
などがありました。
正直上の三つはないなーと思います。さらに自己PRとか暑苦しすぎるっしょ。笑。あと無難に福利厚生の話、って全然無難じゃないし。笑。何も言わない、というのもまぁアピールチャンスを棒に振るうようなもんですから。まぁなくても採用の結果が大きく下がることはないと思いますがね。
上のリンクの中にも入っていましたが、ここでは「感謝の意」を述べておくのが最も無難だと思いますね。私も半分ぐらいはそうしてました。結局、日本人って誠実な人を評価しますからね。ただ、これはマイナスにこそならないですけど、大したプラスにはならないと思います。そんな人いっぱいいるでしょうし。
何より、ここで面接官が聞きたいのは、感謝の気持ちではないんですね。一般的には、その人が面接の中で見れなかった人柄などを引き出したい、らしいです。ぶっちゃけ、ただ形骸化しているだけだと思いますが。
だとすると、ここで述べた方が良いのは、面接の場では言えなかった、より本音レベルの話をするのが正解じゃないでしょうか。例えばですが、ぶっちゃけ御社ともう一つの会社で迷っています。御社は○○ですが、もう一方は〇〇なので・・・みたいな話をしてみるとか。まぁこれはやったことないですけど。
私が実際にやっていたのは、逆質問ですね。会社のことを聞くのではなく、面接官個人のことを聞く。一番単純なものだと、「あなたはなんでこの会社に入ったんですか?」と聞く。「今後の事業戦略はどうするつもりですか?」みたいな質問よりグッとリアルになりますよね。ちなみにこの質問をすると、知り合いの勧誘で、みたいな意見が圧倒的に多かったです。
参考までに。