∑考=人

そして今日も考える。

現状を否定するなら好奇心ベースで新しいことを始めよう

今日は会社終わってからジムに行ってきた。最近のジムは、気が向いたから一回だけのつもりで・・・みたいな感じで気軽にサービスを利用することができない所が多い。月額〇〇円で会員になるサービス形態が主流だ。つまり、「今日ジムへ行った」というよりは、「今日からジムの会員になった」という表現を使う方が正しいだろう。

 

通常、人がジムへ通う理由といえば、運動不足の解消や、ダイエット、あるいは筋力の増加ぐらいであろう。私にもそういった理由はある。もう肉体労働系のアルバイトをやめてからしばらく経つが、運動ゼロの生活に対して、思いのほか気持ちの悪さを感じていたのも事実だ。今まで太ったことは一度もないけれど、デブになることに多少の懸念もあった。

 

しかし、一番の理由はそこではない。今までやったことのないことを始めよう、と考えた末の結果だ。だから、週に2回程度運動するためだけに、月に7000円近くのお金を払うことを決めた。新しい体験を買った、と考えれば安いものだ。

 

ジムに通うなんてありきたりだと思うかもしれない。ただ、大切なのは一般的にみて珍しいかどうかではなく、自分にとって新しいかどうかだ。実のところ、今までもジムに通おうとした挙句、色々考えて断念する、ということがよくあった。だから、今回はあれこれ熟考せずに即決した。あとで後悔するかもしれないが笑。

 

そこまでして私が新しいことを始めようとしたのはなぜか。端的に言えば、今の生活スタイルを変えたかったからである。仕事が終わったら、ご飯を食べてお風呂に入って、ひたすらYouTubeでドラマないしはアニメを見て寝る。終わったら他のドラマやアニメを探す、の繰返し。廃人である。

 

家に帰ると何のやる気も出ない一方で、鑑賞ばかりの人生に退屈を持て余している自分にそろそろ嫌気が差してきたのだ。だから変えよう。そう思った。

 

もちろん、ジムに行くことで劇的な人生の変化は望めない。だが少なくとも、今の生活からは必ず変化するだろう。それに、劇的な変化を起こすための行動は負荷が強すぎて挫折しやすい。現状を本気で否定するなら、好奇心ベースで新しいことを始めるくらいが丁度いい。

 

新しいことを始めるためにはまず、今やっている何かを辞めなければならない。しかし、今やっている何かを辞めるのが難しい場合には、無理やり新しいことを組み込む方が手っ取り早い場合もある。今回は後者の方法によって生活イノベーションを試みたまでである。

 

まだ結論を出すにはあまりに早いものの、ジムの会員になったのは良かったと思っている。トレーニングをしている最中、走っている最中は頭の中を空っぽにすることができるのだ。それでいて、時間が立つのが(体感的に)遅い。瞑想の本を読んで瞑想をマスターするよりも、こっちの方が私には向いてそうだ。

 

実際、思考停止の時間が増えたことで、家に帰ってから思考がよく働くようになったと感じる。少し前のエントリでも書いたが、知的労働になってから常に頭を使っているので、脳が疲労しきっているのだろう。そんな頭をリフレッシュするために、体を動かすのは良い、ということだ。やっぱり運動は大切である。

 

いつまで続くかわからないが、モチベーションコントロール、ストレスコントロールの一環として、継続していこうと思う。