先日、新宿のユニクロに行ってきた。感動パンツを買いに。
まず初めに驚いたのが、試着室の案内をしているスタッフが中国人だったこと。
ユニクロと言うと、アルバイトの時給が結構高く、その分接客マニュアルは厳しく徹底している、と聞いたことがある。
なんとなく私が昔働いていた某パチンコ店のMのスタイルと似ているから記憶に残っているのだが、そんなわけで日本人のおもてなし、みたいなものが重視されていると思っていたのだ。
案の定、その中国人スタッフの裾上げの対応はかなり雑で、何を言ってるかも聞き取りづらく、コミュニケーションに一苦労だった。
そしてレジへ向かった先の光景にまた驚くことになる。
全員外国人なのだ。
もちろん、たまたまその時間だけ、という可能性はある。だとしても確実に日本人と外国人の割合は逆転していた。
外国で買い物をしている気分だった。
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最近、若い日本人のコンビニ店員を見かけなくなった。ほとんどが老人か外国人だ。
理由はきっと二つある。
一つは人件費の問題。これはわかるだろう。誰でもできるレベルにマニュアル化されているので、安い労働力を使った方が経営の負担にならない。
ではもう一つは?
接客の価値の化けの皮が剥がれてきたのだ。
日本の接客業はたぶん世界的に見ればかなり高いレベルである。そのことは評価に値する。そんなことはみんなわかっている。
だが果たしてそれが経済価値に繋がっているか。要するに利益を生み出しているか。こうと問われた時に答えはノーだ。
だって我々がコンビニに行くのは気持ちの良い接客を来てもらえるからではない。近くにあって、必要なものが買えるからだ。
そしてこれは別にコンビニに限った話ではなく、全ての接客業に言える。最終的に残るのは風俗業ぐらいのはず。