∑考=人

そして今日も考える。

2014-01-01から1年間の記事一覧

賢さとは強さである

子供の頃にそういう認識を持っている人は極めて少ないし、賢い人がクラス内で大きな権力を握っていることはまれであるどころか、肩身の狭い立場に追いやられていることの方が実際は多いけれども、賢いことは強いことである。 それは「勉強」という言葉に表れ…

ポケットに手を突っ込むことに対する疑問あれこれ

研修中、人事部長から招集がかかり、新入社員全員が集まることがあった。学生気分が抜けていない、もう一度態度を改めなさい、ということであった。その中で具体例として上がったのが、「ポケットに手を突っ込むな」という主張であった。 私はこの、ポケット…

希望駆動型と危機感駆動型

アメリカ人は希望駆動型。日本人は危機感駆動型。そんな風に区別される事が多いです。希望駆動型とは、こういうことをしたらこんないいことがある!→だからこうしよう!という考え方。対する危機感駆動型は、こうしないとこんな悪いことがある!→だからこう…

見えてきた課題、計画力

配属されて2週間弱が過ぎた。案の定、今は色んな課題にぶち当たっている。その中でも中核をなすのが計画力だ。私は今まで詳細な計画を立てたことがない。ひょっとしたら、頭の中で無意識に立てたことはあったのかもしれないが、ドキュメントに落としこんだ…

技術力の高い人間になりたいというけれど、あなたの考える技術力とは何ですか

就職活動をしていると、「あなたは(将来的に)どんな人材になりたいと思いますか?」という類の質問をされることがよくある。就職マニュアル本にものっているし、どんな企業にも共通するベタな質問の1つなのであろう。 実はこの質問に答えるのは難しい。正…

指導にはレベルデザインの考え方を導入せよ

アルバイトをしていた頃、新人研修を長期間にわたって任されていた。だからといって、指導が得意ということはないし、むしろ今振り返ってみると、かなり至らない指導だったと思う。今になっても何が正しい指導であるかなんてぶっちゃけわからない。 多くの職…

仕事に対するモチベーションの変化

就職する前に母と真面目な話をしたことがある。仕事についての話だ。話をする中で見えてきたのは、母と私の明らかな仕事に対する考え方のギャップである。 私にとって仕事とは、「面白くなりうる可能性を秘めたもの」であり、その可能性を開花させるために就…

エレベーターにもイノベーションを

電車の区分には急行や特急などがある。私が地元で利用していた電鉄では、急行や特急に対して、普通という区分が合った。そのため、子供の頃は普通よりも急行、吸光よりも特急の方が電車のスピードが速いのだろうとずっと思っていた。 実際には誰もが知ってい…

会社に残るだけでなぜ残業扱いされるのか

私たちの会社の方針としては、新人の間は残業してはいけないことになっている。いつまでが新人期間に属するのかは定かではないし、同期の中には既にサービス残業を強いられている部署もあったりするのだが、私の部署はそこら辺の取り組みがしっかりしている…

塞翁が馬

昨日のブログで、配属が決まった旨については書いたわけであるが、そもそもどんなことをするのかについては述べなかった。それも既に決まっている。個人的に面白い采配なので、守秘義務などを無視してここで公言しようと思う。 僕が担当することになったのは…

リスクを取るってそういうこと

告白しよう。私は本社から徒歩10分もかからないところに住んでいる。それはつまり、朝8時半までに出社する必要があるとしても、本気になれば、8時に起きてもギリギリ間に合うことを意味する。人生のほとんどを会社のために費やすことになるのだから、そ…

生きることは面倒くさい

社会人になって、色んなことを面倒臭いと感じるようになった。 郵便物の確認。電気、ガス代の振込。家賃の振込。洗濯に掃除、部屋の片付け、食事。一言で言えば、それほど大したことではない。しかし、例えば、洗濯1つとっても、洗濯機を回して、ハンガーに…

できない自分ができるようになった姿を想像するのは難しいが、振り返ってみればできるようになっているものだ

私は小学校も中学校も地元の公立の学校に通っていた。最近では、私立の中学校を受験する人は減ってきているようであるが、私たちが子供の頃は、それでも各クラスに1人か2人は私立中学校を受験する人がいたものだ。 私立を受験するためには高い学力が必要で…

少しずつ、確実に変化している

全体研修は幕を閉じた。幸い、修了テストにも無事合格することができた。周囲を偵察しているようすではどうやら1/3ぐらいの人たちは普通に不合格だったようで、これから配属という中で再テストの心配までするハメになっていた。 今はというと、事業所(?)…

集団に潜む魔力

今までしつこく述べてきたように、私は集団があまり好きではない。もちろん集団での立ち振舞は心得ているし、日本人を2つに分けるならば得意な部類に入るのかもしれない。しかし、得意だからといって好きだとは限らないこともあるのだ。特に私のように中途…

全体研修がようやく終わる

今日でようやく研修のカリキュラムも終わりです。明日のテストが終われば、晴れて配属(私の事業所だけはまだ研修が残ってますが)。入社前は随分長い研修だと思っていましたが、いざ終えてみるとあっと言う間。まぁ人生そんなもんですよね。 少し前から私は…

システム開発におけるリーダーの難しさを体感した

私はリーダーという役割が嫌いだ。もちろん、自分から進んでやることはまずないし、人を動かして全員で大きい何かを成し遂げる、みたいなことにもあまり興味が無い。自分がプレーヤーとして主体的に動ける方が好きだ。 例えば、バスケットをしていた頃も、チ…

仲良くなるためにあだ名は必須なのか

会社に入って、一ヶ月。参加した飲み会は13回。会社説明会のときに、「週三で飲み会があります」と言われていた意味をようやく理解しました。LINEのグループだけで12コ入っているので、全て月一で実施したとしてもそのくらいの数になります。実際、一度飲ん…

肉体労働と頭脳労働

早いもので、研修が始まって一ヶ月が経ちました。ようやく大学の講義のような研修は終わり、今は与えられた設計書通りにプログラムを作成していく、という課題をひたすらこなしています。これが頭脳労働なのか、とか思いながら淡々とやってます。 考えてみれ…

悪口に悪意はない

つながり疲れが蔓延している。入社日には「どんな人とでも仲良く」と意気込んでいたように見える人たちも、一ヶ月も新しい人間関係を作り続けていれば、誰だって嫌気が差してくるし、疲労も困憊する。 恐るべき勢いで人脈を開拓しているはずなのに、目に入る…

虎の威を借る狐

昨日は特別プログラム、ということで、とある著名人が講演のためにやってきた。情報漏洩の観点から、名前までは明かせないけれど、たぶん日本国民なら誰でも知っている有名人である。 案の定、会場は大盛況であった。ビジネスとは異なった観点から、彼の人生…

おっさん系女子も男にとっては女でしかない

昨日は飲み会で革靴を無くしてしまいました。結構高かったんですけどね。私自身の管理の甘さですね。スーツ姿に居酒屋サンダルで東京の街を駆けまわりました。 話は変わって。うちの会社にも多数存在する、おっさん系女子について。彼女たちは下ネタ大歓迎、…

早期退職がいいか悪いかなんて新入社員にも人事部長にもわからない

新入社員の早期退職について人事部が書いたブログが話題になっていたようですね。「新入社員 退職」でググれば出てきます。特に引用はしません。その記事についても特には触れません。 私を含め、新入社員は入社してもうすぐ一ヶ月が経ちます。もしかすると…

人と話したくないなら一人の時間を確保しよう

疲労というよりは消耗という言葉がふさわしい。最近、自分自身の消耗をひどく感じる機会が増えた。 仕事が辛いという話ではない。毎日お酒を飲むのが辛いわけでもない。散々ブログでも書いているように、人間関係における消耗が激しい。広義な意味合いで捉え…

研修まとめ②

先週は研修内容をまとめるのを忘れていた。先週の分も合わせてまとめておこう、と思ったのだが、正直言うとあんまり新しく得た知識はない。ただ以前よりも深くIT系の知識は身についたとは思う。特に、アルゴリズムとオブジェクト指向については、講義の説明…

自分の定義は自分の中に持とう

小学校を卒業して、中学校に入るとき。中学校を卒業して、高校に入るとき。アルバイトを始めるとき。新しい環境に放り込まれると、自分自身が何者なのかわからなくなることがある。私以外にもそういう人はいるのではないだろうか。 私が一番最初に、自分自身…

入学式欠席事件について

とある教師が、自分の子供の入学式に行くために教え子の入学式を欠席した事件(?)が最近ニュースでよく取り上げられていました。物議を醸すのは、この事実について問題意識を持っている人がいるからで、まぁ特に教育関係の人からすれば、言語道断、教え子…

半年前の人物評価は当てにならない

研修の内容が易しすぎて非常につまらない。講師の人はすごく説明が上手いんだけど、如何せん私にとっては易しすぎる。こんなことを公言すれば、みんなに対して嫌味になってしまうので、特に言わないようにしているが、演習の進み方が私だけ異様に速いので、…

職場の飲み会に給料が発生しない理由

組織で仕事をする上で、コミュニケーションは不可欠である。そのコミュニケーションを円滑にするためには、当然ながら良い人間関係を構築しておくことも大切だ。良好な人間関係を築くために、時には、業務時間外、すなわち休憩時間や退勤後などを割り当てる…

SI業界は消滅するかもしれない

またSIのお話。唐突であるが、SI業界は今、存続の危機を迎えている。理由は簡単で、需要がなくなりつつあるからである。 そもそもの話として、SIビジネスは日本に特有の市場である。もちろん、SIビジネスが海外に存在していないわけではない。アジア諸国には…